【CCP】clean climbing project / クリーンクライミングプロジェクト

TAKE ACTION
もし貴方が、日本の岩場のアクセス問題はじめ、迷惑駐車・無断駐車や放置されるゴミなどに関心を持ち、これからもずっと岩を登り続けられる為に、「何かしなければならない」と思っているなら、今のところできることと言えば、日本フリークライミング協会(JFA)の正会員になるか、自分自身と仲間内だけでも、基本的な岩場のルールを守り続けるしかありません。

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカ合衆国には、「Access Fund(アクセスファンド)」というアクセス問題を専門に扱う非営利団体が1990年頃から存在しており、アメリカ全土のクライミングエリアの維持の為に、環境保全、土地の買収をはじめとする様々な活動を行っています。

アクセスファンドは現在非常に大きな組織となった今でも、ウェブサイト上で一般クライマーへの問題意識の呼び掛けを続け、コンペ・イベントへ協賛することなどによる啓蒙活動に重点を置いていることから、アクセス問題の根本的な早期解決にとってクライマー個人個人の意識向上の重要性を知ることができます。

同時に、日本で発生しているアクセス問題の一つの要因として、岩場の利用上のルールやマナーの認知度が少ないことと、各々のエリア固有の情報がなかなか浸透していない、又は情報を得られる場所が知られていないが為に、新しく岩場に入るクライマーが駐車場所を間違えてしまったり火の始末を怠ってしまったり、またルートやギアの確認ミスなどによる事故などを引き起こしてしまうことが考えられます。ギアの使用ミスやボルトの問題ですら、考えられる原因はそのほとんど全てが、「情報の伝わり」により防げた可能性が高いのではないかと思います。

もちろん、それに付随して様々な要因が重なることでアクセス問題に発展していることは言うまでもありませんが、少なくとも、私達個人のクライマーができることと言えば、アクセスに関する意識を高く持ち、情報を調べてそのエリアのルールを守り、安全に最大限の注意を払って利用することだけなのです。

残念ながら日本にはアクセスファンドのような組織は存在していませんが、少なくともJFAウェブサイトではアクセス問題の最新情報を掲載していますし、各ローカルジムでも同様に注意を呼び掛けています。大事なのは、そこに耳を傾けるかどうか、ただそれだけなのかもしれません。

もし貴方が、日本の岩場を維持し続けられることについて少しでも関心を持つのであれば、そのことについて少しだけ考えてみてください。
それだけで、すでに日本のクライミング環境にとっては大きな一歩だと、私たちは考えます。